とっても小さなコンサート会場





曲 名内容・解説等
交響曲第5番《運命》 ハ短調 より
第四楽章
この交響曲第5番は、1803年にスケッチが始まっています。つまり前の交響曲《英雄》より先に練り始め、推敲に推敲を重ね5年後に完成されます。ベートーヴェン38歳の円熟期の頃の作品です。
初演は、1808年交響曲第6番《田園》と共にされています。初演当初は、現在第6番と言われる《田園》の方が、第5番で、第6番が《運命》だったようです。なぜ反対になったのかはわかりません。
この第四楽章ですが、四部構成のソナタ形式です。第一部呈示部 第二部展開部 第三部再現部 第四部終止部 となっております。印象的なのは2点です。まずは第一部冒頭のファンファーレ風の呈示部、そして展開部における第三楽章の再現です。とにかく第一楽章のような悲劇的な曲想からは想像も付かない位、終始元気がいいです。
まるで《運命》のカルマ(業)に勝ち得た悔いのない人生の喜びの様。しかしそれはあくまでただ喜ぶという表情ではなく、強さ、直向さ、真剣な様子が含まれています。
第一楽章の主題の奇特さや、この第四楽章の緻密な響き、曲構成は、やはりベートーヴェンの代表的交響曲という存在であるばかりか、かの時代(19世紀初頭)に 作曲された先鋭的で、交響曲としての代表的な曲と言っても過言ではありません。かのブラームスが時代を変えていこうと野心を燃やし、第一番を作曲するのに手こずった理由がわかります。
作 曲 者
L.van.ベートーヴェン
編 曲 者







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