| 曲 名 | 内容・解説等 |
| 交響詩《わが祖国》 より 第2曲《モルダウ》 |
この《モルダウ》ですが、標題音楽ということで、いくつかの情景が一 つになっている曲構成になっています。最初のフルートやクラリネットの音の細かい動きはモルダウの水源の様子を描いています。露や涌き水による河の小波が表現されているようです。 譜面上では《モルダウの源》とあります。次に、その小さな河の集まりは《モルダウ》となり、下流へ悠々と流れていく 様子が描かれています。これはバイオリンやオーボエが演奏する旋律で表されています。これがあの有名な旋律です。ちなみに旋律の裏で、第2バイオリンが大きな波のうねりが表現されます。続いて金管楽器とティンパニー等により、急に勇ましい音楽を奏でます。 これは《森の狩猟》であります。まるで角笛で今から、狩に出かけるぞ、とい う感じです。そして、そのまま曲は静寂に向かいます。次はチェコ民族舞曲であります、ポルカが表れます。これは譜面上では、《農 民の踊り》と記されていまして、強弱のついた、抑揚のあるポルカです。 先の部位同様、静寂によって曲想を閉じていきます。そして、今までの音楽とはうってかわって、美しい色彩を静寂をテーマにした 音楽となります。これは《月の光・水の精の踊り》でありまして、つまり夜の 神秘的な美しいモルダウの状況を描写しています。 音楽は途中、金管楽器群のリズムが強調されながら、盛り上がっていき、曲想 を変化させ、再び冒頭の《モルダウの源》へと返っていきます。その再現部のあと、荒々しく猛々しい曲想へ突然変わります。 この部分は、《聖ヨハネの急流》となっていまして、そのまま急流の情景を描 写しています。そして、その後、再び《モルダウの源》のあの有名な旋律が、明るく、軽快に 曲をまとめようと登場してきます。これは譜面上では《モルダウは堂々の流れ ていく》と記されています。そして、もっとも交響詩《わが祖国》を思わせる《ヴィシェフラド》が登場し ます。この部分は、交響詩《わが祖国》の第一曲目のテーマであり、統一性をもたせようとしていると考えられます。 ちなみにこの《ヴィシェフラド》とは、ボヘミアの時代、チェコ人の王族たちが居城とした場所で、ボヘミアの時代、チェコ人の原点と言えます。 よって、それ故にか、特別な意味があり、再びこの《モルダウ》でも登場してきたといえるでしょう。 |
| 作 曲 者 | |
| B.スメタナ | |
| 編 曲 者 | |
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