とっても小さなコンサート会場〜随想楽の部屋〜

みなさんどうもこん○○わ!
ここのWEBMASTERであるrs@なむ2です。
ここでは、すでに現役は引退しましたが、私の音楽体験記のイメージで特に吹奏楽について勝って気ままな意見を書いていきます。
バンドの抱える悩みや、思い出の出来事やできれば技術的なことまで書き綴っていこうと思います。
そしてこの体験記がこれから音楽やバンド活動をしようという方への雀の涙ほどの参考になればと思います。

僕は趣味でバンドをやり指揮者なるものを努めさせていただきました。僕みたいな素人が偉そうに”指揮法”なんて語るなど120年はやいですが、ここは一つ話の流れで、僕なりのメソッドを語ります。当然難しいのでたくさん失敗しています。でも経験だけは浅いなりに積んだつもりです。おおらかな気持ちで以下を読んでみて下さい。
それでは早速はじめてみようと思います。

■ 指揮者がすべきことって?

指揮者は楽団で唯一音を出せないプレーヤーです。
全ては、体全体を使って、音楽を表現することが必須なのです。
もちろん練習中はちょくちょく曲を止めその都度チェックを入れたりするため、口を開いてバンドメンバーに意図している曲を表現してもらうように説明します。
しかし、本番ではたとえ曲を止めなくてもしゃべっては駄目。全てはこの右腕にかかっているのです。
たいていの人は指揮者は立派に見え一度はああやって人前で全体を自分の思い通りに動かしてみたいと考える人もいると思います。
もちろん自己顕示欲はある意味カリスマ性を出すために必要な要素でありますが、ただ単に自己顕示欲だけで指揮ができると思ったら大間違いです。
もちろん僕はプロでないのであまり偉そうなことは言えませんが、その難しさは例えば、音大の指揮科に一体年に日本全体で何人合格しているか一度調べてみるとおわかり頂けると思います。
音楽知識、楽器知識、心理学的知識、全てが要求されます。もちろん、指揮法もマスターしなければなりません。
僕はもちろん素人ですので、上記の全ての要素を兼ね備えた者ではありませんが、少なくとも指揮法は独学で勉強しました。もちろんくどいようですが僕は素人なので人に威張れるほどの指揮法をマスターしたわけではありませんけど・・・・。
指揮法なんてあるのか?なんて思われる方も見えると思いますが、これが結構難しい。
よく学校での合唱コンクールで指揮をやったという方もいるかと思いますが、4/4拍子、4/3拍子、は教科書とおり、四角形、三角形を体の前でなぞればいいわけではありません。曲調やテンポにあわせて、振りの大きさ、打点から打点までのスピード、図形、など調節できるものは全て調節し、”きれいな”図形を描かなければなりません。
ここで、気づいた方は勘がいい人です。そうです、単純な図形だけでありとあらゆる表情が描き出さなければならないのです。
画家がキャンバスに色や線の太さで自由な形で表現したいものを具現化するよりも決められた図形で表現することのほうがある意味難しいことが想像がついたでしょうか?
単に自己顕示欲だけでマスターできるほど指揮は簡単ではないということです。
また、テンポを一定スピードで振り続けるのに、正統なレッスンを受けてマスターするのに10年かかるとも聞いたことがあります。
僕も例にもれずこの技術的難題で音楽をくちゃくちゃにした経験があります。
例えばマーチ風な曲がそうです。そうですね、身近な例ですと、スターウォーズのオープニングテーマ曲を想像してみて下さい。
あの曲は何気に聞いていますと、すげ〜かっこいいファンファーレに聞こえますが、ちょっと待った!金管群のファンファーレが終わった冒頭部分の次の主題(ホルン)が始まりますが、そこの曲調はプロの演奏はよく聞くとリズミカルで、非常にここちよい。
しかし、よくあるアマチュアの演奏では、荘厳さばかりが目立ち、なんだか息がつまりそうで重く、聞いて驚くことはすれ聞き終わった後には心地よさなど微塵も残らない演奏って結構あるものです。
大体曲のイメージをここで冷静に分析するなら、最初のファンファーレは戦争での勝利のイメージであり、旋律線は躍進する歓喜の進撃に聞こえてきませんか?
決して、偉大さや強さだけを表現しているものではないことに気づくべきなのです。それをよく表しているのは、トロンボーンのリズム線。
細かい3連符や16分音符は軽快さを表現していて、決してダースベーダーの重々しい行進を表現しているとは思えないでしょう。
なにをえらそうにと思う事勿れ、一度この曲を演奏したことのあるアマチュアバンドは過去のアルバムをひも解き確認してみて下さい。
意外と軽快さがないことに気づかれることでしょう。
そこで、アマチュア指揮者がしてしまうことは、ダイナミックスや、オーケストレーションにまどわされ自分が熱くなりすぎると、自然と棒も重くなることは結構多いものです。すると演奏者はその棒の感じを機敏に感じ取り演奏は重くなるのです。
まして先に延べたテンポが一定でなかったりするともはやオープニングテーマではなく、ダースベーダの行進となってしまいます(笑)
軽快なテンポ感はある規則的なテンポからうまれるはずなのです。これでテンポが途中遅くなったり、速くなったりすれば、旋律線に歪みが生じ、もはやピアノのソナタの独奏のようなやけに表情豊かな曲調になってしまうのです。
もちろんわざとテンポを揺らす(アゴーギク)という表情も必要ですが、それは応用であり、まず、テンポが一定に保てるかどうかにかかってくるのです。
練習などで、細かいパッセージ(音節)は常にアマチュアバンドの悩み所。タンギング(音を舌つきして刻む)がうまくゆかなかったり、指が速く動かせなかったりします。当然その部分はまずゆっくりなテンポで練習し徐々にテンポをあげ最後は指定テンポまでもってゆくトレーニングをするバンドが多いかと思います。
その時指揮者はきちんと演奏者の練習になるようなメトロノームのような一定なテンポが刻めるかどうかでその演奏者の上達が決まってくるというもんです。
僕はこれに気づくのに10年ほどかかりましたし、実際過去の演奏でダースベーダー風行進曲を何度となく表現した苦い記録も残してしまいました。テンポ感は当然演奏者にも必要ですが、テンポを支配しているのは忘れてはいけない指揮者です。僕についてきて!なんていいながらわけわからんテンポで指揮振られた日にゃ演奏者も自分から自然と遠ざかっていくことでしょう(笑)
あと図形についてなんですが、結構僕はやらかしてます(笑)
それも本番なんですが、例えば、G・P(音を出してはいけなく、静かな状態でうごいても駄目)なんて記号がある譜面が結構あるわけですけど、その次予備拍(演奏し始めるためにテンポをまず指定し、はいどうぞ!ってする)を演奏者に与えてあげなければならないのですが、次のテンポが速かったりすると”1・2・3・4”なんて空振りしてから演奏開始ってのもいまいちかっこ悪いので、一拍ぐらいで演奏開始をしてもらうこともあるのですが、普段は右下方向から真ん中上にむかって”1”と棒を振っていて演奏者もそれを見てから始める癖(練習)をつけておいたのにいざ本番では、真っ直ぐ上に上げるだけにしてしまい棒の軌跡が中途半端なので、演奏者が判別しにくく演奏開始がそろわずがたがたにしてしまったり、あとたくさんあるのですが、文章では表現しにくいので、割愛させていただきますが、そういった初歩的?ミスを結構たくさんやってしまいました。
あと強烈なのは、自分の練習不足でしょう。今振ってる拍が一瞬、頭から真っ白になり、ごまかすために一拍子?(笑)で振ってみたり、ああかっこ悪い(笑)
プロがこの現場を発見したりして見たりしてしまったら抱腹絶倒ものでしょう。
せっかくみんなが一生懸命練習して、指揮者から言いたい事いわれ頑張ったのに、揮者のせいでなんだかかっこ悪い演奏になったり実力を発揮できなかったりする責任ははっきりいってむちゃくちゃ重いです。
先に述べましたある程度のカリスマ性を維持するには本番でミスしないことも必要です。”やはりあいつは言うことえらそうなだけあってすごい”と演奏者に思わせなければ、実力でついてきてくれないしカリスマ性は発揮できないものです。いや、もちろん人徳もあるでしょうが、人柄だけで演奏は上達するものではないので、最低限必要な実力は必要なわけです。
練習中はみんなといっしょに練習するのは構わないけど、本番に練習はおよしになって!なんていわれてしまうのは、顔が真っ赤になってはずかしいもんですよ実際(笑)
僕はひょんなことから、指揮者をつとめることができました。仮に趣味とはいえこんな経験ができる素人さんも日本中で探すと意外と少ないのではと思います。
それだけに僕はいつも、人の上に立てるなら、自己顕示欲で強情なだけでなく、せめてこのバンドメンバーよりは勉強して差をつけたるぞ!と心に誓ってやっておりました。
演奏者にいいたいこと言って、一丁前に教えるような立場になるなら、是非とも勉強して自己顕示に終わるピエロにならないようにしていきたいもんですよね?だって自己顕示だけのピエロに自分の演奏をああだこおだいわれたくないでしょ?あなたも?(笑)


次回は合奏練習の様々な方法論?みたいなものを語ってみたいと思います。


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